樅の木の家 (有)アイセイ

樅の木(木材)を住宅内装材として使う理由

室内空気

室内の空気がきれいになる。半永久的に放散されるフィトンチッド類の中の香り成分(テルペン)により空気が浄化される。室内汚染の代表的な化学物質であるホルムアルデヒド等はテルペンにより化学分解(化学変化)する。透明感のある空気環境になり深呼吸のできる部屋が実現できる。

触感 肌触り

直接肌で床や、壁に触れてもまったく違和感がなく快適である。床には適度の弾力があり歩行時や衝突時のショックを和らげてくれる。手や足の裏で接触した場合、それが何か認識できなければ血圧が上昇しストレスが発生してダメージとして蓄積される。認識できた場合は左脳部の脳血流が多くなり血圧が下がりボケ対策に効果がある。異常な冷たさや熱さを感じることがなくストレスが溜まらない。(日本生理人類学会の調べでは、効果の高かった床は木と畳であった)

香り 消臭

他の木材と比較して極めて微香性であり、特別な意識のない空間が得られる。フィトンチッドの放散量は多すぎてもストレスを感じる。(日差しの強い高温の夏場の草むらはムーンとする)室内の生活具や台所の臭いが消臭されて気にならず、タバコの臭い等も消臭される。(押入れ、台所、げた箱やトイレに使用するとより効果がわかりやすい)

光 見た目

無塗装または植物性塗料仕上げの床や壁は光の反射量が適当(反射量約60%)で瞳孔の開きが一定し、ストレスを感じない。(ひのき、モミなどの白木が黒眼に良いといわれてる)特別な存在感のなさが安心感を得られる。板壁に絵やポスターを貼ったり、観葉植物を床に置いても安定したバランスが保てる。モミ壁や天井の美しさは経年変化しその時代の家族状態や子供の成長の喜びを記憶させてくれる。(床、壁の傷や落書きは思い出となる)

音

自然界にある音は人にとって大切なものであり、必要なものだ。視界に入るもの、臭いとして感じるもの、肌で感じるものや、耳で判断することが人間力を高める。5感の中の1つである聴覚は自然素材の出す昔は不快には感じない。(楽器 料理する音 餅つきの音 祭りの太鼓等)

湿度環境

針葉樹は一般的に調湿量が多い。木材の細胞が大きく、成長時に多くの水分を必要とするためだが、いったん乾燥してしまうと大きな狂いもなく呼吸し、多量の水分を給排水してくれる。柱一本で一升瓶1本の水を吸ってくれるといわれているが、室内湿度は殆んど安定して60%程度を維持している。(宮崎県小林市 石油ストーブまきストーブ 夏はクーラー使用)コピーやコンピューターの紙トラブルや電子機器のトラブルが殆んどない。

温熱環境

空間に不純物が少ないため空気温度の伝導速度が速く、一旦床や壁が温められたり、冷やされたりすると蓄熱性能がある床、壁は温度を維持する。空気の入れ替えのため窓を開けた後も元の温度に復帰する時間が短く、省エネルギー効果が非常に高い。

ダニゴキブリ

室内湿度が適当で放散されるフィトンチッドの忌避効果により虫が住み着きにくく、外部より侵入するダニや菌類が死滅しやすい。家具類を壁際に設置するとその壁面からカビが発生し、カビダニゴキブリの住処となる。

植物環境

植物の緑は目にやさしく安心感が生まれるが、植物の病気や室内の空気汚染のために枯れたり傷つきやすく、人の身代わりになってるケースが多い。空気がきれいだと観葉植物が非常に元気で楽しくなる。安心感が高まりストレスを感じない。植物は安全空間のガードマンといえる。

(参考 ハバロフスク野生動植物研究所・森林総合研究所・フィトンチッド普及センター・フィトンチッドフォーラム2000他)
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